2014年10月27日月曜日

育ち合う保育 ~パンダルーム編~


お久しぶりです。

パンダルームのお部屋もあっという間に、
新緑から~あじさいへ~ひまわり~かぼちゃへと風変わりしてきました。

その自分たちで作った季節の装飾と共に、
子どもたちもパンダルームの環境や生活の流れ、
そして日々の話し合いの中での約束も身につき成長しています。

話し合いとして毎週月曜日のおやつの後に行っている
あそび決めによって、今年度初めてあそびの一つとなった
パネルシアターが10月14日に選ばれました。

試しに先生が見本として、残っていた子どもたちの顔写真を使い、
人形を作って、ボードに貼っておきました。
(他の子も自由に作れるように、顔写真・シアター用の紙を置き、
                       コーナーを用意しておいた。)

すると、早速それらに気付いた年長の女の子3人が自分の人形を作り、
それらを使って遊び出しました。
そのうち遊びの中にオオカミという登場人物が出てくると
初めは想像しながら話を作っていましたが、段々物足りなくなってきたようで、
登場人物の必要性を感じ、自分たちで作り出しました。

 


それを見ていた周りの子たちも興味を持ち始め、コーナーに集まってきましたが、
作り方がわからず困っていると

その姿に気付いた初めに始めた年長さんが声を掛け、教え始めました。

そして、あっという間に少人数から大人数へとあそびが広がっていきました。

その中で、普段あまり使わない素材の紙のため、
切ることに苦戦している子が多く、「やってあげようか?!」等との
声掛けや手伝いによる沢山の助け合う姿が自然と生まれていました。

 

↓そうして、登場人物や物が増えていきました。

 

その中で、小学生が“川”として作ったものを→園児が“道路”に
 “地面”として作ったものを→“川にかかる丸太の橋”に



➔➔➔➔➔➔






 
 
  園児が作った“あさがお”を “魔法の玉”に
 
 
 
 “オオカミ”を  “かわいい犬”に見立てて
⤵ 

それぞれが想像豊かに、物語に入れ込んでいる姿がありました。
いつしか壁を観客に見立て、発表会のように緊張感を持ち
セリフを言う姿も見らてきました。
今では、本当のお客さんを呼んで発表する姿もあります。



それを見て、年少さんが上の子たちの見よう見真似で一人一人が思い思いに、
セリフや歌、手あそびを混ぜ好きなように表現して遊んでいます。

年長さんや小学生は、「次は何だっけ?」「こうでしょ!!」等と、
お互いのイメージを確認し合ったり、
また周りで一緒に行っている友だちのセリフや動きに合わせ、
アドリブで話を盛り上げて遊んでいます。                 
                             


年齢が上がるにつれ、話の流れを相談し、
決め合う姿が多く見られます。
この創造性や協調性を、各学年の発表会に
繋げていってもらえればいいですね♡
今後も、更なる発展を期待して見守っていきたいと思います。